本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
こんにちは!コパです。
相変わらず実家の庭の雑草達は次から次へと容赦なく生えてきます。ご近所のお庭がキレイに草刈りをしてしまうと、うちの実家の汚さが目立ってしまうので「どうかみなさん、あまりキレイにしないで・・・。」と勝手な願い事を心の中でしています。
今回はなかなか終わらない実家の片付けで、特に処分に困ったものを振り返ってみます。
5位 ビデオテープ・カセットテープ
これは処分方法が苦労する・・というより気持ちの問題です。ビデオテープは父のものと自分のもの合わせて200本くらいあったと思うのですが、捨てるものと残しておくものを分けるのが大変でした。
何が録画してあるかラベルに書いていないものがほとんどです。VHSカメラで撮った家族の映像は残しておきたいので1本1本再生してチェック・・。
残したいビデオは
カセットテープはほとんど捨てました。どんな曲でも配信で聴ける時代でよかった。それでも『卒業の時に聞いた曲』『失恋した時に聞いた曲』『家族旅行の時に聞いた曲』などはカセットテープそのものが思い出になっていて今はまだ捨てられません。
お気に入りの曲を集めたわけじゃないのに、その時流行った曲を乱雑に録音しただけのテープが後々その当時を思い出させたりするんですよね。
ビデオ、カセットテープに関しては私自身の「捨てられなさ」が出てしまいました。今はそれぞれ10本くらい残してしまいましたが、数年のうちには全部処分しなければと思っています。
4位 プラスチックの衣装ケース
物が捨てられなかった両親は、『片付け』というと物を減らすのではなく収納ケースを大量に買ってきて詰め込む癖がありました。なので我が家には50個くらいの衣装ケースがあります。変色もしてて古いので売ることもできません。
地域によってはクリーンセンターで無料で処分してくれますが、私のいる市は有料なのでグラインダーで切り刻んで回収ゴミで捨てました。どちらにしても有料ですが粗大ごみで持ち込むよりは費用が抑えられました。
3位 使い切っていないライター
父は喫煙者だったのであちこちで使い捨てライターをもらってきました。家中のライターを集めたら150個くらいありました。ほとんどが中途半端にガスが残っています。使い切らないとゴミに出せません。だからといって周りに喫煙者があまりいなくてあげられない。ひたすらガス抜き作業です。庭の火の気のない場所でレバーを押した状態でガムテープで押さえ(火は吹き消す)、ガスがなくなるまで半日ほど放置。150個もあるとガスの量が怖いので何日かに分けてガス抜きしました。
2位 ペンキ、スプレー
日曜大工が好きだった父が残したペンキの缶や塗料スプレーも大量に放置されていました。やはりみんな中身が残ったまま・・。空っぽにしなければ捨てられません。古すぎてほとんどの蓋が簡単には開かなくなっていました。
ペンキがこびりついて開かないものはうすめ液を蓋の周りにかけて数分放置。その後マイナスドライバーで簡単に開きました。
錆びついて開かないものは防錆潤滑剤を蓋の周りにかけて放置。ペンキのこびりつきよりもなかなか手強いので30分以上置きました。錆がひどいものはマイナスドライバーだけでは開かなくて、ペンチで少しずつ開けていく感じで苦労しました。
開けた後の中身のペンキは、屋外でスーパーの袋にいらないタオルを敷き流しこみ処分します。カチカチになっているものはハンマーなどで叩き割って取り出しました。缶を切って出す方法もあるのですが慣れていないと少し怖いですよね。
中途半端に固まりかけているものはうすめ液で柔らかくして取り出しました。
スプレーはこちらもスーパーの袋にいらないタオルを敷いて、火の気のない屋外でひたすら中身がなくなるまで吹きかけます。ほぼ満タンのスプレーはなかなかなくならず指がつりそうでした。
1位 人形
どうしたらいいのかわからず今も手付かずのままなのが人形です。雛人形や日本人形、フランス人形などたくさんあるのですがゴミ袋に捨てるというのもちょっと・・・。昔は雛人形など海外向けに需要があり引き取ってくれたらしいのですが、今はほとんど需要がなくいくつかの業者さんに断られました。
誰かがもらってくれれば一番うれしいのですが、考えることはみんな同じで「うちの雛人形をもらってほしい」という人ばかり。
人形供養も高額なところが多くて数十体ある我が家の人形はいくらかかるかわかりません。時々人形祭などのイベントで安く供養してくれるところも見かけたのですが、コロナ禍で中止だったりタイミングを逃してしまいました。
実家じまいで仕方ないとはいえ罪悪感もあります。私が生まれた時に家族全員で東京まで買いに行ってくれた雛人形。小学生以来飾ることもありませんでした。実家の片付けが終わったらもう一度だけ最後に飾ってみようかなと思います。
実家じまいの苦労を知ってからは何か購入しようとするたび「捨てる時のこと」を考えるようになりました。購入費に加えて処分費はいくらかかるか、最後まで使い切ることができるか、自分に何かあっても残された人にできるだけ迷惑をかけないように物は最小限に抑えようと考えるようになりました。
実家じまいは想像以上に労力を費やします。年齢にかかわらずいつ何が起きるかわかりません。残される人のためにも今のうちに『いらないものの処分』を少しずつでも始めてほしいです。
物を捨てられない世代のご両親がいる方は『片付けたくても片付けさせてもらえない』という苦労が多いですよね。私も父が生きてるうちにもう少しなんとかならなかったのか後悔ばかりです。
よくきく対策として「捨てる」のは拒むけれど「もらってもいい?」と言えば簡単に手放してくれる・・といいます。私は喧嘩ばかりで試せませんでしたがもう少し「捨てられない」という気持ちに寄り添えればよかったのかな・・。